10月は秋も深まり、庭に落ち着きと色彩が加わる季節。秋の庭にぴったりの植物を取り入れて、長く楽しめるガーデンづくりを楽しみましょう。10月に東北の庭に咲く植物を紹介します!
今が一番の見ごろ 秋明菊(シュウメイギク)
秋明菊は、秋を代表する多年草で、日本庭園などでよく見られる植物です。名前に「菊」とついていますが、実はキク科ではなくキンポウゲ科に属し、見た目も菊とは異なります。そのため、和洋折衷のわが庭にもピッタリです。主に白やピンクの花を咲かせ、花の中心が黄色で、シンプルながらも上品な美しさが特徴です。基本的に白い花が好きなので、秋明菊も白!風に揺られて咲く花に秋の訪れを感じます。
秋明菊の特徴
- 花期: 主に9月から11月にかけて咲きます。
- 高さ: 50〜100cm程度に育ちます。背丈があるため、庭の後方に配置すると、庭全体の奥行きを出すことができます。
- 耐寒性: 比較的寒さに強く、日本の多くの地域で冬越しが可能です。
秋明菊は植えると毎年少しずつ株が大きくなり、自然と増えていきます。また、他の秋の植物とも相性が良いため、秋のガーデンに華やかさと落ち着きを加えるのに最適です。
香りも楽しめる ラベンダー
6月~7月が一番の見ごろのラベンダーは、夏を超えてまた咲き始めました。冬前にはバッサリと選定します。これが最後の花ですね。このラベンダーの種類は詳しくはわかりませんが、ラベンダーグロッソでも、レースラベンダーではないことは確か。イングリッシュ系かな~とは思っています。毎年ちゃんと花を咲かせる手がかからない系ラベンダーです!
赤葉ツツジ カッパーエバー
「カッパーエバー」(Copper Ever)という名前で知られる赤葉ツツジは、銅葉(カッパー色)の葉を持つ美しいツツジの品種です。このツツジは、葉の色が特徴的で、季節によって葉色が変化し、庭に彩りを与えるため、観賞価値が高い植物です。
カッパーエバーの特徴
- 葉の色: 春から初夏にかけては銅色の新芽が出てきて、夏には緑がかった色に変わり、秋から冬にかけては赤みが増していきます。このように一年を通して葉色が変化するのが魅力です。
- 花: カッパーエバーは、基本的には葉の色を楽しむために植えられることが多いですが、ツツジ特有の花も春に咲かせます。ピンクや白などの花色が一般的です。
- 耐寒性: 比較的寒さに強く、日本の多くの地域で育てることができます。
- 用途: 鮮やかな葉色から、庭のアクセントや生け垣、低木のボーダーとして植えられることが多いです。
カッパーエバーは、シンプルな庭にも植栽しやすく、季節の移り変わりを感じられる植物です。他の緑葉の低木や草花と組み合わせると、葉色のコントラストが美しく映えます!つつじと言うと、和風の庭を想像すると思いますが、洋風の庭にも合います◎
見事な咲きっぷり アメジストセージ
アメジストセージ(Amethyst Sage)は、別名メキシカンブッシュセージとも呼ばれるサルビア・レウカンサ(Salvia leucantha)の品種です。特に秋の庭を鮮やかに彩る植物で、ふわふわした紫色の花と白い毛で覆われた茎や花穂が特徴です。晩夏から晩秋にかけて開花し、見た目も涼しげでありながら華やかさを持つため、ガーデンで人気のある植物です。
アメジストセージの特徴
- 和名: アメジストセージ、メキシカンセージ、メキシカンブッシュセージ
- 花期: 主に9月から11月の秋に咲きますが、温暖な地域では晩夏から初冬にかけて長く楽しめます。
- 高さ: 成長すると1メートルほどの高さに達します。
- 耐寒性: 温暖な地域では冬越しが可能ですが、寒冷地では冬場に枯れることが多く、霜が降りる前に根元近くで切り戻しておくと春にまた新芽が出やすくなります。
- 特徴: 茎や葉は白い毛で覆われており、特に花穂部分がふんわりとした見た目を持ちます。紫色の花が多く見られますが、品種によっては花色が異なることもあります。
アメジストセージは背丈が高くなるため、庭の後方に植えると他の植物とのバランスが取りやすいです。秋の庭に鮮やかな紫色を添え、長く楽しめるため、観賞用として非常に人気があります。特有の質感と鮮やかな色合いから、ドライフラワーにするのもおすすめです。大きくなるので、植えるときは幅をとって植えるようにしましょう。
球根の植え付け
秋の作業で欠かせないのは、春に咲く球根の植え付けですね。来春は、ピンクと紫を中心とした色合いにしようと思い、チューリップとアリウムを選びました。もちろん毎年植えている大好きなアネモネをも植えます。ちなみに鉢は、紫陽花を挿し木したものです。素敵な赤紫色の紫陽花の挿し木ですが、話して我が家の庭では何色に咲くか・・・?来年が楽しみです。この大きさだと再来年になるかもしれませんが。
↓チューリップの球根を植えています。土はふかふかに。
東北の秋はとても短いので、霜が降りる前にやるべき作業も多いですよね。冬に入ってしまうと、お庭を楽しむ機会も減ってしまいます。今のうちに植えるものを植え、来春を楽しみに待ちましょう!!
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